ブロスプはダイエットにもいいって本当？
ブロッコリースプラウトについて
参考までに、ブロッコリースプラウトとはブロッコリーの若芽（発芽後3〜5日くらい）のことで、栄養価が非常に高く、特に「スルフォラファン」という成分が豊富なことで話題になっています。
✓ 普通のブロッコリーより、スプラウトの方がスルフォラファンが多く含まれています！
✓ スーパーでよく見かける「カイワレダイコン」と似ているけど、全く違う種類です！
ダイエットに欠かせないスルフォラファンの働き
わたしが初めてブロッコリースプラウトのダイエット効果を知ったのは、テレビ番組でした。
医学系の専門家が「ブロッコリースプラウトを食べると痩せる」と話していて驚いたのをおぼえています。抗酸化作用でキレイになれるとは聞いていたけど、まさかダイエットにも役立つなんて本当かな。
そこで、ダイエット効果について調べてみました！
ダイエット効果のカギは「スルフォラファン」
2017年、米国糖尿病学会誌に掲載された金沢大学の研究では、ブロッコリースプラウトのダイエット効果について重要な知見が報告されています。
この研究では、ブロッコリースプラウトに含まれているスルフォラファンという成分が、以下の効果を持つことを明らかにしました。
- 脂肪細胞の褐色化を促して、エネルギー消費を増やす。
- 高脂肪食による「肥満型」の腸内フローラを改善する。
研究結果の詳細
脂肪細胞への影響
スルフォラファンは、白色脂肪細胞の褐色化を促すことが示されています。
褐色脂肪細胞はエネルギーを熱として消費するため、この変化によってエネルギー消費の増加につながり、結果として肥満を抑制する効果をもたらす可能性があります。
腸内フローラへの影響
高脂肪食によって乱れた腸内フローラをスルフォラファンが改善することで、代謝性エンドトキシン血症をおさえる効果が確認されています。
つまり、間接的に肥満やインスリン抵抗性の改善につながる可能性があるということ。
体重減少効果
マウスを用いた動物実験では、ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンを摂ることで、内臓脂肪が20％減少したという結果も報告されています。
今後の展望
こうした研究結果は、ブロッコリースプラウトのスルフォラファンが、単なる抗酸化作用だけでなく、肥満をおさえる効果まで得られる可能性を示しています。
とくに脂肪細胞を褐色化させたり、腸内フローラを改善するといった2つの作用は、ダイエットや代謝向上に役立つとても興味深い発見ですよね。
今後のさらなるダイエットに役立つ研究成果に期待しましょう！
そのほかのダイエット効果
ブロッコリースプラウトには、スルフォラファンのほかにもダイエットに役立つ栄養素があります。
それが、腸内環境を整えてくれる食物繊維。
食物繊維が脂肪の吸収を抑制し、余分なカロリーの蓄積を防いでくれるそうですよ。スルフォラファンと食物繊維のおかげで、ヤセやすい体作りをサポートしてくれるようです。
ブロッコリースプラウト、すごい！
ブロッコリースプラウトの効果的な食べ方とレシピ
毎日の食事に取り入れる簡単な方法
ブロッコリースプラウトを日々の食生活に取り入れるには、どうすればいいでしょう。
一般的には、サラダに生のまま加えるのが、最も手軽な方法だと紹介されています。でも毎日サラダを作るって、意外と大変なんですよねー。
スムージーに入れるのも簡単でいいですが、こんな食べ方もおすすめです。
- 卵かけごはん
- 納豆ごはん
- とろろごはん
とくにコツなんてありません。
いつものように食べるときに、ふりかけ感覚でパラパラとかけて食べるだけ！
ね、かんたんでしょ！？
ダイエット中でも美味しく食べられるレシピ
ダイエット中の食事といえば、高たんぱく質なおかずですよね。
ブロッコリースプラウトって、たとえばサラダチキンに添えてドレッシングをかけたり、お豆腐にのせて醤油をかけてもおいしく食べられるからダイエット中の食事とも相性がいいんです。
鶏むねやお豆腐のレシピを作る機会があったら、ブロッコリースプラウトものせちゃいましょう！
そうそう、カルパッチョにのせる野菜としても重宝しますよ。
お薬じゃないし、食べるだけでヤセるなんてことは難しいと思うけど、太りにくい体作りのために役立てていきたいですね！
これにて終了！めでたし、めでたし～♪
