本日のテーマは「ブロッコリースプラウトって肝臓にいいの?」です!
肝臓ってどんな働きをしているの?
まず、肝臓は「体のフィルター」みたいなもの。
私たちが食べたり飲んだりしたものが体に入ると、肝臓はその中に含まれている毒素や老廃物を分解して排出してくれます。また、栄養を吸収し、体が使える形に変えるのも肝臓の大事な役目なんです。
でも、食生活が乱れたりアルコールを摂りすぎたりすると、肝臓が疲れてしまい、うまく働けなくなることがあります。
肝機能への具体的な効果とは
ブロッコリースプラウトの肝臓に対する効果について、いくつか重要な研究結果が報告されていました。
肝機能改善効果
東海大学医学部付属東京病院の研究グループとカゴメ株式会社の共同研究では、ブロッコリースプラウトに含まれる話題成分「スルフォラファン」を継続的に摂ることで、肝機能が改善されることが明らかになっています。
この研究では、以下の点に注目です。
- γ-GTPなどの肝機能マーカーの値が高い男性を対象として効果を確認
- ALTおよびγ-GTPの値が統計学的に有意に改善
- ヒトを対象にスルフォラファンの肝機能改善効果を示した世界初の報告とされる
肥満抑制効果
金沢大学の研究グループとカゴメ株式会社の共同研究では、スルフォラファンに肥満を抑える効果があることが、マウスを用いた実験で示されています。
この研究では、新たに以下の作用が明らかになりました。
- 脂肪細胞の褐色化を促して、エネルギー消費を増やして肥満をおさえる
- 高脂肪食による「肥満型」の腸内フローラを改善する
こうした作用は、肝臓の炎症やインスリン抵抗性を改善して、生活習慣病の予防につながる可能性があります。
今後の展望
ブロッコリースプラウトのスルフォラファンは、すでに知られているデトックス作用や抗酸化作用に加えて、肥満をおさえる効果が確認されています。
これまでの抗肥満薬がエネルギー摂取を低下させる作用が主だったのに対して、スルフォラファンは食品由来のため安全性も高く、エネルギー消費を増やす新しいメカニズムを持っている点が注目ですね。
こうした研究結果は、ブロッコリースプラウトが脂肪肝を含む肝機能障害や、肥満の予防・改善で効果を得られる可能性を示しています。
今後のさらなる臨床研究で、ヒトにおける効果が鰓ることを期待しましょう!
毎日続けられる簡単レシピ
サラダにプラス!手軽に摂れるメニュー
ブロッコリースプラウトを日々の食生活に取り入れるために、おすすめの方法がサラダにすること。
たとえばツナとブロッコリースプラウトをマヨネーズで和えるだけで肝臓にやさしいサラダができますし、トマトといっしょに中華ドレッシングで和えてもおいしいです。
ほかにもブロッコリースプラウトを生ハムで巻けば、肝臓をいたわるおつまみもできちゃいます。
基本的に生で食べる野菜なので、サラダならなんでも相性がいいですよ!
スムージーに入れて効果アップ
サラダ以外にも、スムージーに加えるのもおすすめです。
スムージーにすれば朝食に手軽に取り入れられるので、健康的な1日のスタートを切ることができます。ブロッコリースプラウトのデトックス効果で、朝から元気になりましょう!
ブロッコリースプラウトって、スムージーの味の邪魔をしないからいいんですよね。
こちらの記事でブロッコリースプラウトのレシピをまとめているので、よろしければ参考になさってください!
ブロッコリースプラウトの食べ方!わが家の人気レシピ集【定番】一度きりの人生、ずっとずっと健康でいられますように。
これにて終了!めでたし、めでたし~♪