本日のテーマは「ブロスプの加熱調理について」です!
ブロッコリースプラウトは、加熱してはダメだと聞いたことはありませんか?
たしかに生で食べるのが一般的ですが、調べてみると加熱しても栄養を損なわない方法がありました。特にスルフォラファンという成分がカギを握っていて、この栄養素を活かすためには調理法に少し工夫が必要なんだそうです。
ブロッコリースプラウトは加熱しても大丈夫?
スルフォラファンの働きと健康効果
ブロッコリースプラウトの健康効果を語るうえで欠かせないのが「スルフォラファン」ですよね。
テレビやSNSで知った方も多いと思います。
とっても抗酸化作用が強い成分なので、体のデトックスを助けたり、細胞の健康を守ってくれるそうです。肝臓や肌のうるおいを守ると表示された機能性表示食品なんかが販売されているのも、そうした作用のおかげなんでしょうね。
それにしても、このスルフォラファン。
生の状態で食べるといいのは分かりますが、加熱するとどうなるのでしょうか。
加熱が栄養に与える影響とは?
ビタミンCなどの水溶性ビタミンとおなじように、ブロッコリースプラウトの栄養素も高温調理すると壊れやすいそうです。
特にブロッコリースプラウトを60℃以上で加熱調理すると、スルフォラファンを生成する酵素「ミロシナーゼ」が働かなくなるため、スルフォラファンが減ってしまいます。
ブロッコリースプラウトには、グルコラファニンという成分が含まれています。
ブロッコリースプラウトをよく噛むことで、細胞内にあるグルコラファニンとミロシナーゼ(酵素)が混ざり、反応してスルフォラファンという成分を生成します。
そのため60℃以上にならないように調理すれば、ミロシナーゼ(酵素)は失活することはありません。
それにミロシナーゼは腸内細菌も作りだせる酵素。
調理によってミロシナーゼが多少減ったとしても、腸内で作られたミロシナーゼがスルフォラファンを作り、吸収されることが研究で分かっています。
加熱するなら、この方法。
スルフォラファンをできるだけ減らさないためには、低温調理がポイント。
たとえば炒め物に加えるときは調理して、火を止めてブロッコリースプラウトを加えたり、あたたかい料理は盛りつけたあと添えるなどして、できるだけ加熱を抑えましょう。
ブロッコリースプラウトは薬味のように活用できるため、スープや炒め物、パスタのトッピングとして使えば、栄養の損失を防ぎながら食べることができます。
親子丼やラーメン、うどんにトッピングしたり、ピザやカレーにのせるのもいいですね。
ブロッコリースプラウトは気軽にトッピング
栄養を損なわずにブロッコリースプラウトを楽しもう
ブロッコリースプラウトは、多少の熱が加わるくらいないなら心配はなさそうです。
だからサラダやスムージーだけじゃなくて、あたたかい食事やおかずにも気軽にトッピングしましょう!
たとえば冷凍食品を食べるときは、ブロッコリースプラウトをトッピングするだけで、野菜不足も解消しながらスルフォラファンも摂れますよね。
ほかにも卵かけご飯や納豆ごはんを食べるときに加えたり、ホットドッグのために炒めたソーセージにブロッコリースプラウトを添えることだってできます。
もっと気軽に活用して、ブロッコリースプラウトを楽しみましょう。
これにて終了!めでたし、めでたし~♪